『前回までのあらすじ』
通勤途中に倒れたご婦人を助けたつもりでいたてる子だったが、誤解され、いたたまれない気持ちでその場を後にしたのだが、そのモヤモヤした気持ちを引きずったまま仕事をしていると、ミスをし、床に品物をまき散らしてしまった。拾っているとそこに少女が駆け寄ってきて一緒に拾ってくれたのだった。
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少女の行動と笑顔に心が癒されたてる子。 先程とは打って変わって仕事にも心なしか身が入ってくる。 そんな中、業務が品出しからレジにまわったてる子だったのだが、「いらっしゃいませ~」と声をかけた後に顔をあげると、そこには・・・
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レジにお母さんと来てたのは、まさしくあの時の『天使ちゃん』。 てる子は再度その『天使ちゃん』に言葉をかけたのだった。 何の事か分からずにいるお母さんは、てる子の顔と我が子の顔を見比べながら戸惑っている様子なので、てる子は店内で起こった事の一部始終をそのお母さんに話して聞かせたのだった。
すると、
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我が子に問いかけ返事が返ってくると、お母さんはこう話した。
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1つの出来事が、その場にいた3人の気持ちを幸せにした。
【続く】